4月8日は「簡単ツボ・エクササイズ」で
「多眠」をやる予定でした。
講座はお休みですが、
予定していた内容のご紹介を。
「多眠の考え方」
・朝、なかなか目が覚めない。カラダをおこしても、再びお布団の中へ。
・無理やり起きても、午前中、気持ちも高まらず、カラダもだるい。
・お昼ごはんを食べると、途端に「睡魔」に襲われる。
・夕方、一仕事終えたあたりから、気力が高まる・元気になる。
・就寝しても、なんとなく、寝付けず、だらだらとしている。
などなど。
一日中、なんとなくだるくて、いつも眠い。
こんな「多眠」は、「カラダの設定温度」が「低め」になっていることが原因で起こります。
活動に「十分な血のめぐり」が足りていません。
・ちょっと無理をすると、息切れしたり・イライラしたり・疲れて休みたくなる。
・お風呂上り、立ちくらみしたり、「湯中り」しやすい。
・夕方になると、下半身がむくむ。夜寝つけないと、翌朝から下半身がむくむ。
・手足や、下半身が冷えやすい。触ると冷たい。
・食べると手足がだるくなる。
「不十分な血のめぐり」は、起床時、十分な「血のめぐり」を「心臓のポンプ」が行えません。そのため、「不十分な頭の血のめぐり」は「お目覚めスイッチ」がなかなか入りません。「二度寝」の原因となります。
また、起床しても「不十分な手足の血のめぐり」は、午前中、「冷めている」状態なので、
手足が重だるく、疲れやすいです。ちょっと動いても、すぐ汗ばんだりすることもあります。
お昼間、お食事をとって、「消化器」に「飲食物」が納まると、「不十分な血のめぐり」のため、「食べこなしに手間取り」、「アタマや手足の筋の血のめぐり」が急に不足します。
結果、食後、「とても強い眠気」に襲われます。
原因は、「弱い心臓のポンプ」と「不十分な血のめぐり」です。
結果、日常のお食事が「負担のかかる内容」だと、「食べこなせない飲食物」が体内に停滞して「むくみ」や「カラダのだるさの引き金」となります。
「弱い心臓のポンプ」と「不十分な血のめぐり」と「負担のかかる消化器の働き」を、上手に解消することで、「多眠」の対策を立てることができます。
ご参考まで
コメントをお書きください
弥生 (金曜日, 08 4月 2011 18:30)
ツイッターでみかけ、訪問させていただきました。
「多眠」、ひえやむくみ、食事後の急激な眠気や
不眠など症状がぴったりでおどろきました。
具体的な多眠対策としては、どのようにすればよいのでしょうか?
博心堂鍼灸院 すずき です (金曜日, 08 4月 2011 20:26)
弥生さま
コメントありがとうございます。
おカラダの状態をお伝えいただきありがとうございます。
直接おカラダを拝見しているわけではないので、
伺ったおカラダの状態から、推察させていただき、
お応えさせていただきたく思います。
まず、「多眠」傾向の方は、
「心臓の血のめぐりのポンプ」が、
あまり活気強くないようです。
そのため、「脳みそ・手足・消化器」を同時に養う力が、
追い付きません。
・「頭を使え」ば、「手足が冷えて」「お腹が動かない」。
・「手足を使え」ば、「頭がぼーっとして」「お腹が動かない」。
・「消化器を使え」ば、「頭がぼーっとして」「手足がだるくなる」。
です。
このように、「頭脳労働・精神疲労」「肉体労働」「消化器の食べこなし」が同時に「養えない」状態ということですね。
また「冷え・むくみ」があるとのこと。
汗として「余分なお水」を排泄できないため、
おカラダに「重り」が乗っかっているような状態です。
普段の過ごし方としては、
「ご無理」が効かない状態なので、
「息が上がるようなこと」は避けて過ごされたらよいかと思います。
また「心臓の血のめぐりのポンプ」を丈夫にするのに、
「玉ねぎ・ニンニク・エシャロット・ニラ」などは、
オススメ食材です。
「消化器を養う血のめぐり」が、十分でないため、
こうした「精のつく食材」を食べ過ぎると、「胃もたれしやすい」です。
「お薬味程度」に、少しずつ召し上がられたらよいと思います。
また「働きが十分でない消化器」ですから、
「生もの・干物・アブラの多いお肉類」などは、
「味を楽しむ程度」の量の加減をされるとよいです。
あるいは「消化を促す薬味」を添えて召し上がられるとよいです。
「シソ・カイワレ大根・大根おろし・ミョウガ」などなど。
「頭・手足・消化器」を使った後、
積極的に20分ほど「横になる」ことも有効です。
日中、「息が上がらない程度・無理ない程度」の活動は、
夜の就寝をスムーズに促します。
「全身を使う運動」より、「気楽に楽しく動く」を
テーマに過ごしていただけたらなぁと思います。
以上、ご参考まで。